超訳聖書 生きる知恵 エッセンシャル版
ディスカヴァー・トゥエンティワン・248ページ・2016年10月28日第1刷 発行
定価 単行本(ソフトカバー):本体¥1,000+税/Kindle版:¥800+税
発売1週間で重版決定!
実りある人生を歩むために学びたい、2000年以上前から変わらない、
奇跡の民族ユダヤの人生を強く賢く生き抜くための教え。
「あなたが正しいと信じる道を生きよ。」
ユダヤ民族にとって、聖書とは「契約書」である。
ダビデ、ソロモン、パウロ…… 奇跡の民族ユダヤから学ぶ、人生を強く賢く生き抜くための教え。
*本書は2012年4月に刊行された『超訳聖書 古代ユダヤ賢人の言葉』より160の言葉を厳選し、
文庫エッセンシャル版として再編集いたしました。
・丸善多摩センター店: 一般書ランキング1位(10月30日〜11月5日)
・啓文堂府中店: ビジネス書ランキング1位(10月30日〜11月5日)
著者からのメッセージ
突然だが、あなたは宇宙人で、地球人を研究しにやってきたとしよう。「地球人」とはいかなるものかを知るため、ありとあらゆるサンプルを持ち帰るのがあなたの任務である。もちろん本も、そのサンプルのひとつだ。このとき、「地球人の本」としての栄えある立場を獲得するのは、いったいどんな本であろうか? それはおそらく、地球上で最も多く読まれている本であろう。それこそが地球人の本と呼ぶにふさわしいはずだ。
それは、シェイクスピアでも、古事記でもない。「地球人の本」として選ばれるのは、聖書である。聖書こそ、この地球上で最も読まれている本なのだ。聖書は、地球上の2932の言語に翻訳され、過去50年間で39億部も発行されている。これは、2位の「毛沢東語録」8億2千万部を大きく引き離す数字だ。2000年には、年間発行部数が6億部を超えている。まさに超ド級のベストセラーということになる。
日本人の多くは、聖書というと西洋のものであると思っている。しかし、これは根本的な誤りだ。もともと聖書は古代ヘブライ民族のものであった。ヘブライとは「川の向こうからやってきた民」という意味で、西洋人とは異なるセム民族である。聖書を貫く根本発想は、ユダヤ人やアラブ人という区別が発生する以前の古代ヘブライ思想であり、それは西洋ではなく古代オリエント、つまり極めて東洋的なものなのである。ヘブライ人の間で大切にされた教えが、やがて歴史的変遷を経て、後にユダヤ人と呼ばれるようになる民の間に受け継がれた。このユダヤ民族の発展とともに、聖書は世界に普及されることになったのである。
本書は、この聖書の教えをわかりやすく「超訳」しつつ、紐解いていくものである。現代を生きる私たちが学ぶべき知恵の数々が、そこには確かに存在している。
(「プロローグより」)
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