マグダラのマリヤは未婚女性だった
マグダラのマリアとはどんな人なのでしょうか?
彼女は四つの福音書すべてに登場します。ですから、当時の弟子たちの間でよく知られていた女性であったことは間違いありません。
聖書には、イエスが彼女から7つの悪霊を追い出したこと、また、磔刑にされたイエスの最期を見届け、イエスの墓へと出向き、誰よりも先に復活したイエスに会い、さらには、イエスの復活を弟子たちに最初に伝えた人物として記録されています。娼婦であったとする記述は見つかりません。
聖書の中には7人のマリアが登場します。当時のユダヤ文化の中に、苗字はありませんでした。結婚している女性は「誰々の妻」というように、夫の名前で呼ばれました。イエスの母はヨセフの妻マリアですね。そして未婚の場合は出身地によって認識されたのです。
マグダラのマリアというのは、マグダラ地方のマリアという意味ですから、彼女は未婚女性だったのです。
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